DROPS

脳内や指の間から、日々こぼれ落ちる何かのメモ。

人生は筋肉。

この記事は人生 Advent Calendar 2018 - Adventar によせた記事です。

はじめに


はじめまして、さくら(@sakura3900)と申します。


今日はここで「人生」について語る上で知っておいていただきたい私のプロフィールは以下の2つです。


▶「私」はこれまで運動や筋肉とは全く無縁の人生を送っていましたが、自転車に乗り始めたらヨガを始めて、ヨガを始めたらインストラクターになっていたということ。


▶自転車に乗り始めたきっかけは、ヘルニアを発症して運良く下肢麻痺→歩行不能を免れた飼い犬(Mダックス ♂現在15歳)だったということ。





簡単に時系列で説明すると、


→二度と散歩出来ない?!もう一度歩いてお願いー。

→歩いた!散歩しよう!もっときれいで大きな公園行こうー

→遠いから自転車で行くよ、君は前カゴに乗ってね。

→犬も喜ぶし自転車楽しいな。(犬と最高走行距離87㎞)

→自転車、脚ばっかり使うから全身運動のヨガしたい。

→ヨガ楽しい!

→インストラクター(今ココ)


こんな感じです。


この記事では、そんな経験の中から得た「人生は筋肉。」であるということについて書いてみたいと思います。


筋肉に気づこう。


立つ・座るなどの意識的な動作だけでなく、呼吸や心拍など無意識な活動にも筋肉は関わっています。

目が乾かないようにまばたきをしたり、のどが渇けばお茶に手を伸ばしてそれを飲み、しばらくしてトイレで用を足す時にも、それを我慢しなくちゃならない時にも、全て筋肉を使います。普段の生活ではあまり意識することはないかもしれませんが、とにかく想像以上にありとあらゆる身体活動に役立っているのです。




「運動しない生活なら、筋肉なんて必要ない。」


以前は私も、こんなイメージを持っていました。


いえ、そんなイメージを持っていることにさえ気づかないほど筋肉を軽視していましたし、なんなら筋肉の存在など眼中にありませんでした。



でも今は違います。


「人生は筋肉。」なんです。

人生は筋肉の上に成り立っているのです。


まさに、NO筋肉 NO LIFE。




よく、


「人間、食欲がなくなったら死ぬ。」


などと言われることがありますが、ではなぜ食欲はなくなったと思いますか?


筋肉に気づく前の私は「運動量も減り、もう成長することもないのだから、食事=エネルギーも必要ない。つまり食欲も必要ないということだろう。」と考えていました。これもあながち間違いではないのでしょうが、もっと重大なことを見落としていたのです。


それは、


食べ物を噛むため、飲み込むため=咀嚼するための筋力、


が衰えたということです。


若い私たちにもよくあることで置き換えてみると、


普段からよく歩いている人なら自宅から徒歩で20分かかる評判の居酒屋まで歩いて飲みに行こうという人もいるでしょう。ですが、そうでない人には甚だ面倒なのではないでしょうか。もっと近くの居酒屋 or 自宅で飲もうとするでしょう。さらに自宅にビールがないことに気づいて、もうどうでもよくなってその日の飲酒自体をやめるかもしれません。


そう、おっくうなのです。
筋力が衰えると何もかもが。


居酒屋まで歩くことが。

立ち上がってビールを買いに行くことが。



何かを食べて飲み込むことが。

そして生きることが。


だから食欲がなくなったとき、人間は死ぬのです。

人間は生き死にすら、筋肉の上に成り立っています。


つまり、「人生は筋肉。」なのです。



もう一度言います。

NO筋肉 NO LIFE、なのです。

悪循環から好循環へ、そして貯筋へ。


筋肉が縮小すると、動くのがおっくうになります。


また、動くのがおっくうになると、動かないからますます筋肉は縮小します。


文字にしてみれば至極簡単なカラクリにあるこの悪循環。これに陥っている人はとても多いです。でも、それに気づいている人はほとんどいません。


ここで気がついて行動を起こせた人は「筋肉が増える→活動量が増える」をループする好循環に入れます。


特に悪循環から好循環に移ってすぐ、倍速で訪れる筋力の変化は人をやる気にします。


私のヨガのクラスでも、頑張っている人の「頑張り始めてから3〜6ヶ月目あたりの上達スピード」は何度見ても羨ましいです。あんなの、楽しくて仕方ないだろうと思います。



そしてそこからは、貯金ならぬ、「貯筋生活」へ移行するのがいいでしょう。


筋肉の借金生活から抜け出して残高をどんどん増やしていくのです。


そう、筋肉は貯筋出来るのです。


夏の貯筋があれば冬の基礎代謝が落ちる時期をやり過ごせるし、若い頃の貯筋がまだ残っていれば年をとっても元気に動けます。借金生活に陥らないだけの貯筋を心がけることで、また悪循環ルートに戻らずに済むようになります。





ちなみに、ヘルニアで歩けなくなりかけたうちの犬ですが。


「また再発するかもしれないし、後悔したくない。」と考えた飼い主が猛然と散歩に連れ回し始め、自転車の前カゴに乗せられて河川敷を30㎞遡上して30㎞戻って来るといったユラユラ運動(写真参照)がそのままコア(体幹)トレーニングになったらしく、再発は何度かしたもののその間隔はどんどん長くなり、やがては再発しなくなりました。15歳(人間でいうと70歳以上)になった今も、よく歩きよく走り、老犬ながらまだソファに飛び乗ることも出来ます。最近自転車に乗る機会は減りましたが、貯筋を生かして今日も元気に生きています。

身体は心と繋がっている。


「健全な身体に健全な精神が宿る。」という言葉の横柄さは理解しています。精神とは押したり叩いたり潰したり出来るものですし、何をもって健全とするのかも曖昧です。


ここで私が言う心とは、精神とかいうものではなく、感情と考えていただければ一番近いです。


楽しい、うれしい、悲しい、腹が立つとか、とっさに頭に浮かぶイメージのようなもの。


こういったとっさの感情は、全てではないですが身体と繋がっていることが結構たくさんあります。


一番わかりやすいのは、先述の「おっくうだ、面倒だ」という感情でしょう。


疲れていると、楽しめることも楽しめません。疲れている時に何か頼まれごとをして、親や恋人、配偶者とケンカをしたといった経験はきっと誰にもあることだと思います。疲れていると、良い感情が浮かびづらくなります。


身体は感情を左右します。

そして感情はあなたの行動を左右します。

行動の積み重ねが人生なら、よりよい人生には「疲れない身体」です。


そして、疲れない身体には「筋肉」が必要なのです。

最後に


オススメは同世代平均より2~3割増以上のマッチョです。


みんなより身体が若いと、心が若いです。

心が若いと行動も若いです。


若い若いと言われて、また若くなります。




まあ、遊べる同世代の友だちは減るのですが。





今日もお昼からぼっちトレーニング頑張ります。


ご静聴ありがとうございました。